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| 脳血管内治療 |
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脳卒中は脳血管障害ともいい、大きくA.出血性、B.閉塞性の2つに分類できます。今回は出血性の脳卒中についてご説明いたします。
出血性脳卒中・・・脳血管の破綻により頭蓋内に出血する病態で、CTなどの診断装置の無かった頃は脳溢血(のういっけつ)などとも呼ばれていました。 |
文字通り、脳組織の中で出血する病気でその原因の主なものとして以下のものが挙げられます。
(1)高血圧・・・高血圧は長い年月をかけて、脳内の小動脈に動脈硬化を進め、さらに動脈を脆弱化します。その結果、動脈は高い血圧に耐えられなくなり破綻します。過労や興奮、運動などによる急激な血圧上昇が出血の引き金になります。もっとも多いタイプの出血です。
(2)脳血管奇形・・・代表的なものとして、脳動静脈奇形という病気があり、脳の中で異常な動脈と静脈が毛細血管を介さず直接つながっている状態の奇形です。動脈と静脈が直接つながっているため、奇形の部分では血液が異常に速く流れています。また、正常な血管に比べて壁が薄く、破れやすいのです。比較的若年者に多く見られるのが特徴です。
(3)アミロイドーシス・・・脳血管壁へのアミロイドという蛋白が沈着し、血管壁がもろくなる病気です。繰り返し起こる脳出血の場合、この病気が疑われます。 |
脳卒中全体の約10%を占めます。くも膜下腔という脳を覆っているスペースに出血する病気です。くも膜とは脳みそを包む薄い膜で、脳との間に髄液という水をたたえていて、この髄液内に出血する病気がくも膜下出血です。くも膜下出血は一種の脳表出血であると考えると、脳内出血との比較で理解しやすいと思います。
働き盛りの中年の方(40〜50歳代)を何の前触れもなく突然襲う恐ろしい病気で、90%以上の人が前駆症状がなく、ある日突然、それまで経験したことのないような激しい頭痛で発症します。統計的には、動脈瘤破裂によるくも膜下出血では、その約20〜30%の人が病院に搬送される前に死亡し、病院に収容されても最終的には40〜50%の人が死亡してしまう致死率の高い病気なのです。
主な原因として、
(1)脳動脈瘤の破裂・・・血管の分岐部などにコブ(瘤)ができて、その瘤が破裂して出血を起こします。
(2)脳動脈壁の解離・・・動脈硬化などが原因で壁に亀裂が入ることで出血を起こします。 |
文責:脳神経外科 田中 美千裕 <脳血管内治療担当部長> |
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