
 |
 |
 |
 |
| 画像検査 |
|
 |
C T
1.CTとは
|
CTは、"Computed Tomogram"の略で、日本語に直すと「コンピュータ断層撮影」といいます。最近は、一般の方でも”CT”と略して使われる方が多いように思われます。
エックス線を人体にあて、その透過エックス線を人体の周囲360°にわたって収集し、コンピュータで解析処理をします。そうすることで、人体の内部の構造を”断面(厳密には厚みがあるので”断層”といいます)”として得ることができます。これがCTの原理です。
撮影部位にもよりますが、おおむね検査時間は10分から15分程度です。 |
造影剤とよばれる薬剤を併用することで、より詳しく構造や機能を評価する場合もあります。
放射線の被曝は検査部位や体格によっても異なりますが、腹部のCTの場合は10mGy程度です。これは、通常の生活をしているだけで浴びている”自然放射線”の約4倍量にあたりますが、必要な部位に限ってエックス線を当てていますし、その影響は無視できるレベルです。 |
 |
2.CTの実際
CTは、比較的短時間に患者さまの負担も少なく身体の構造を詳細に知ることができるので、その適応は広く、全身におよびます。
その中でも特に多い2つの部位を紹介します。 |
2-a.頭部CT
|
頭痛や各種神経症状、打撲などによる怪我などで、脳や頭蓋に病気が疑われる場合、よく行なわれます。
特に、頭蓋内出血に対する検出率は高いことが知られています。また、造影剤を使うことで、腫瘍や脳動脈瘤などの検出にも有用です。 |
2-b.腹部3D-CTA (3D-CT Angiography)
|
腹部には非常にたくさんの臓器があり、その構造も複雑です。
それら臓器の解剖や、病変の評価、検索にCTは非常に有用です。
左の画像は、上腹部造影CTの一断面像です。上側がおなか側、下側が背中側、向かって左が患者さまの右側になります。
向かって左(=患者さまの右側)に肝臓、中央に膵臓や大血管、右側に脾臓があります。また、下側(患者さまの背中側)の大きな白いものは背骨です。 |
2-c.腹部3D-CTA(3D-CT Angiography)
薄い断層画像をまとめて扱うことで3次元画像(立体像)を作成することが出来ます。それにより疾患と他臓器の関わり合いを視覚的につかむことが容易になり、手術などの治療に有効な画像を提供することが出来ます。
さらに、造影剤を注入しながら撮影する事で、血管や血流の豊富な臓器の構造を立体的・連続的に把握する事が出来ます。
また、一口に“3D”と言っても様々な画像処理・表示法があります。
検査目的や症例に応じて適切な処理を行います。 |

VR(骨・動脈・腎臓) |
ボリュームレンダリング(VR)法による表示。
一般的に3DというとこのVR画像の印象が強いようです。また、上下左右どの方向からでも観察可能です(ここでは正面から観察しています)。
この症例は右の腎動脈に動脈瘤が存在しています(赤矢印)。骨と臓器,血管を同時に表示する事で、それらの位置や構造が把握できます。 |

VR(動脈・腎臓) |
(上図から骨を除去し)動脈と腎臓を表示したもの。 |

VR(動脈のみ) |
さらに動脈のみ表示する事で、血管の走行や動脈瘤の形状が明瞭に把握できます。 |

MIP |
最大値投影法(MIP)による表示。
細かい血管の描出や血管内石灰化の程度を評価できます。 |
2-d.頚部3D-CTA (3D-CT Angiography)
| 右内頚動脈狭窄のため、右内頚動脈血管拡張形成術+ステント(血管の太さを維持する為に挿入する筒状の金属)留置術を施行した方の画像です。 |

VR |
ボリュームレンダリング(VR)法による表示。
頚部を正面から観察したものです。
右の頚動脈にステント(赤矢印)が確認できます。 |

VR |
頚部を右斜め前から観察したものです。
ステント(赤矢印)の上下の血管において血流が良好に保たれている事が分かります。 |

VR |
上のVR画像をさらに処理し、骨成分の透明度を上げたものです。これにより骨に隠されていた血管を表示し、骨に対する血管の位置や走行を確認することができます。 |

(curved) MPR |
多断面再構成(MPR)法により表示。
ステントが入った動脈の内側を観察できます。
左側は血管の走行に沿って表示したもので、右の4画像はこの血管の断面を表示したものです。
|
 |
|
 |
 |
 |
 |
|
 |
 |
 |
 |
 |
| 遠方の患者様向けの受診相談ダイヤル |
 |
受付時間:
月曜日〜土曜日(日・祝日を除く)
8:00〜17:00 |
|
 |
|
 |
 |
 |
 |
|