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「転ばないための工夫」

2018/6/1

皆さんは転んだことがありますか?どんなところで転ばれましたか?お薬や食事、運動などは骨折を防ぐために必要なことですが、転ばないために日常生活の仕方や環境に注意しておくことも大切です。今回は看護師より、日常生活の転倒原因や予防についてお話しします。

自宅で生活されている方の年間の転倒発生率は10~25%と言われています。年齢を重ねるごとに転倒するリスクが上がっていきます。

転ぶ原因には、「つまずいた」「すべった」「足を踏みはずした」「めまいがした」「ふらついた」などがあります。また転びやすい場所として、段差のあるところ、特に玄関、廊下やトイレがあります。注意して日常生活を送っているつもりでも、ふとしたことで転んでしまい、骨折を起こしやすくなってしまいます。

運動能力のテスト

皆さんの身体の運動能力はどのくらいあるでしょうか?ご自分でも簡単にできるテストがありますので、ぜひやってみましょう!転倒の可能性もあるため初回に実施する際はどなたかと一緒に実施してみてください。

TUGテスト(Timed up and Go Test)

このテストは椅子からの立ち上がり、歩く速さ、体の向きを変える運動機能を評価できます。

方法 椅子に座った状態から立ち上がり、3m先まで歩いてから再び戻り椅子に座るまでの時間を計ります。
11秒以上かかると歩行や移動能力の低下のために転びやすい状態と言えます。

片足立ちテスト

このテストは足の筋力やバランス機能を調べるための方法です。

方法 両手を腰に当て、片足を床から5㎝程度浮かせて保持します。5秒以下だと転びやすい状態です。

皆さんはどうでしたか?

自宅でできる転倒予防

転びやすい方でも日常生活で以下のことに気をつけることで転倒予防ができます。

  1. 1 .スリッパは転倒しやすいので、踵のある履き物をおすすめします。靴下も滑り止めのあるものの方がいいですね。
  2. 2 . 杖を使用する時は、しっかり手に持ち床に杖をきちんとついて歩くようにしましょう。
  3. 3 .ベッドから降りる時、トイレや浴室での向きを変える動作はゆっくりとしましょう。
  4. 4 .動きやすいテーブルやワゴン、椅子などを支えにして立ち上がらないようにしましょう。
  5. 5 .床のコード類やじゅうたん、カーペットにつまずかないよう片付けや整理整頓をしましょう。
  6. 6 .椅子に座る時は何かにつかまりながら、ゆっくりと腰かけるようにしましょう(ドスンと座ることで骨に負担がかかり圧迫骨折を起こしやすくなります)
  7. 7 .脱衣所、廊下、台所は水などで濡れていると床は滑りやすくとても危険です。歩く時は床を確認してから注意して歩きましょう。
  8. 8 .夜、トイレに行く時は電気をつけて、明るくしてから歩きましょう。
  9. 9 .玄関、廊下、トイレ、浴室など手すりがあると安全です。
  10. 10 .お薬によってはふらつきやすくなることがあるので、ご自身の薬の副作用を理解し十分注意しましょう。
脊椎脊髄外科のご案内

亀田総合病院 看護部 川上由美
磯村将也
川井麻里