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タバコ煙の三大有害成分と禁煙の効果

2007/03/15

タバコの煙には、約4,000種類の化学物質が含まれ、そのうちの200種類以上が有害化学物質です。

タバコの煙の三大有害成分

1.ニコチン

ニコチンは依存性の高い薬物で、喫煙すると約8秒で脳を刺激し、血中濃度は1~3分で高くなります。また、血管を収縮させる作用があるため、脳や皮膚の血流を障害し、頭痛・肩こり等を引き起こします。血圧・心拍数も上昇するため、血管の負担が強く、心筋梗塞・狭心症・脳卒中を起こす危険が高くなります。
以下写真は、ウサギにタバコの煙を鼻から2秒間吸わせた時の耳の細い血管の変化の様子です。

<タバコの煙を吸う前> 血管に血液が流れています。

<タバコの煙を吸った直後> 血管が強く収縮して血液の流れが止まっています。

2.発がん物質(タール)

環境タバコ煙は、米国環境保護局(EPA)によってグループA発がん物質(人にがんを起こすことが十分に証明されたもの)と分類されています。タバコの煙に含まれているタールの量は、1日に20本吸うと1年で110g~150gで、コップに軽く1杯分に相当します。タールは油のようにベタベタしているので、喉や肺によくくっつき、がんを誘発します。

3.一酸化炭素(CO)

酸素が欠乏した状態にします。タバコの煙のCOは環境衛生基準許容量の2,000倍です。喫煙していると息切れがしやすいのもそのせいです。

メンソールタバコに注意!

テイストが良いという理由で喫煙初心者に多いメンソールタバコですが、麻酔作用があるため、タバコが苦手な人でも吸いやすくなるようです。女性や未成年者が手を出し易いように、パッケージは可愛いらしく爽やかに作られています。

禁煙の効果

タバコには様々な有害物質が含まれていますが、禁煙するとどのような変化が起きてくるのでしょうか?

禁煙による体の変化(インターネット「禁煙マラソン」より)

  1. 1 .1分禁煙すると:タバコのダメージから回復しようとする機能が働き始める。
  2. 2 .20分で:血圧は正常近くまで下降。脈拍も正常付近に復帰する。手の体温が正常にまで上昇する。
  3. 3 .8時間で:血中の一酸化炭素レベルが正常域に戻り、運動能力が改善する。
  4. 4 .24時間で:心臓発作の確率が下がる。
  5. 5 .48時間で:臭いと味の感覚が復活し始める。
  6. 6 .48~72時間で:ニコチンが体から完全に抜ける。
  7. 7 .72時間で:気管支の収縮が取れ、呼吸が楽になる。肺活量が増加し始める。
  8. 8 .2週~3週で:体循環が改善する。歩行が楽になる。肺活量は30%回復する。
  9. 9 .1~9ヶ月で:咳、静脈うっ血、全身のだるさ、呼吸速迫が改善する。
  10. 10 .5年で:肺がんになる確率が半分に減る。
  11. 11 .10年で:前がん状態の細胞が修復される。口腔がん、咽頭がん、食道がん、膀胱がん、腎がん、膵臓がんになる確率が減少する。

「タバコの無い生活を満喫すること」が禁煙のコツのようです。喫煙者の皆さん、ぜひ禁煙の効果を実感してみてください!

健康管理支援室 山口文江