早期肺がんに対する縮小手術・区域切除による肺機能温存手術
2013/11/15
1. CTによる小さな肺がんの発見率上昇
最近はCTが頻繁に撮られるようになり、小さな肺がんの発見率が上昇してきました。
[図1]は検診で発見された肺がんですが、左のレントゲン写真ですと肋骨に重なり見えにくいですが、CTを撮るとはっきりと病変が認められ、その所見より肺がんの疑いが濃厚であることが判ります。
![[図1]定期健診で発見された肺がん](/files/kameda_portal/patient/topic/lung/04/lung_14.jpg)
![[図2]通常のレントゲン写真では写らない「超早期がん」](/files/kameda_portal/patient/topic/lung/04/lung_15.jpg)
[図2]は超早期の肺がんです。左側の通常のレントゲン写真では全く見えませんが、CTでその存在が判ります。このように小さい肺がん、通常のレントゲンでは判りにくい肺がんがCTを撮ると良く判るようになります。日本はCTの数が世界一多く、日本のCTの数だけで、ヨーロッパ全土のCTの数より多いと言われています。そのためか、日本は世界一、早期の肺がんが発見されている国です。
2. 肺がんに対する手術方法
一般的には肺がんの手術は[図3]で示すような肺葉切除で行われてきました。 | ![]() |
縮小手術には[図4]に示す区域切除と楔状切除があります。 | ![]() |
文責:呼吸器外科 杉村 裕志
2019/7/5 更新
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