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脳血管内治療(脳卒中と脳血管内治療について)

脳卒中と脳血管内治療について

2004/07/01

脳卒中は英語ではStroke、ギリシャ語ではApoplexy“アポプレキシー=打ち倒される”の意で、紀元前には古代ギリシャの医師ヒポクラテスによりその症状がすでに記述されています。日本人の死亡原因は、一位 ガン、二位 心臓病、三位 脳卒中の順位であることをご存知の方は多いことと思います。ところが医療費別や入院期間別に見ると脳卒中が第一位を占めるという事実は意外に知られておりません。

脳卒中は昭和55年(1980)までは我が国の死因第1位で、当時より国民病といわれてきておりました。最近では死亡率こそ低下しておりますが、ひとたび罹患すると、たとえ救命できたとしても、運動麻痺や失語症などの重篤な後遺症を伴うことが多く、社会復帰するのが難しい病気の一つとして現在でも大変恐れられております。一方で、最近の技術革新と診断装置の進歩により、極小のカテーテルを脳の血管内に入れて、脳の血管障害を治療する“脳血管内治療”という分野が発達してきました。これは最先端医療の一分野です。

この方法はいわゆる“切らない手術”つまり低侵襲治療であり、従来の脳神経外科の手術に比べて、皮膚を切開したり、頭蓋骨を開けたりする必要が無くなり、脳や体への負担が少なく、早期の退院やリハビリを可能にする画期的方法として、1990年代後半より発達してきました。
この最新の治療法の特徴をより良く知るためにも、脳卒中について理解することが必要です。

  • 治療前
  • 治療後

長島茂雄監督や故小渕恵三元首相も罹ったこの病気、一口に脳卒中と言ってもいくつかの病態があり、原因も様々です。脳卒中とは脳血管障害の総称を意味し、①出血性の脳卒中(脳出血、くも膜下出血)と、②閉塞性の脳卒中(脳梗塞、一過性脳虚血発作)の2つに大きく分けられます。次回はこの出血性脳卒中について、もう少しくわしくお話いたします。
(写真はカテーテル治療による脳動脈瘤の治療前と治療後の脳血管撮影。)

文責:脳神経外科 田中 美千裕
<脳血管内治療担当部長>

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