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「経過観察」ってどういう意味?このまま待っても大丈夫?

検診や精密検査を行ったのち、最終的に「経過観察」、という方針になることがあります。

これは決して、
「いいものか悪いものか、つまり、がんかそうでないか、
よくわからないので、ひとまず様子を見ましょうか?」
ということではありません。
目の前にある所見がまだ「よくわからないもの」である限り、医師は追加の検査、つまり「精密検査」を行います。

「経過観察」という方針をお示しする際、この時にはすでに「高い確率で良性であることが推定されている(疑い診断)」状態となっています。ここで、良性であることを、「時間経過」という別の物差しを使って、確認することが、「経過観察」の意味になります。

つまり、時間をおいて観察するということもまた、非常に重要かつ有効な診断方法のひとつ、ということです。

経過観察を目的として数か月後、外来にもう一度お越しいただくのは「よくわからない病変がどうなったか確認したい」のではなく、「良性であることを確認する」ことが主な目的です。
ですから、次回外来までの間、不安に陥ることなく、外来にお越しくださることだけを忘れずに、あとはいつもの生活を送っていただきたいと思います。

一方で、まれに、経過観察後にサイズが大きくなったり形が変化することがあれば、その際には改めて精密検査を行うことになります。
また、次回外来の期日までになにか変わったことがあれば、この際には期日を待たず、早めに外来を受診されるようにしていただきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。
みなさまからご意見をいただき、分かりにくいところについては改訂をしてより分かりやすくし、また解説してほしい用語や知識があれば、教えていただければ幸いです。

それぞれの方の個別の相談はお受けできません。お手数ですがおかかりの主治医・担当医にご相談ください。
様々な状況の方に配慮して執筆をすすめたつもりですが、行き届かない表現がございましたら、その点深くお詫び申し上げます。そのうえで「~~という書き方は○○のような人には××なので、++のように表現すべき」などのご教示をいただけましたら、筆者にとりましても何よりも貴重な気づきにつながります、お手数ですがご協力をいただけましたら幸いに存じます。

亀田総合病院 放射線科 部長、亀田京橋クリニック 診療部部長 兼務 町田 洋一

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