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血液の検査1

血液検査では、血球の数・血液の凝固機能検査はもちろん、様々な血液疾患において必須である骨髄液検査も行っています。そしてその骨髄液を用いて白血病・リンパ腫などの造血器悪性腫瘍における表面抗原を検索し血液腫瘍内科医の診断に貢献しています。
また、深部静脈血栓症や肺塞栓除外目的の為の検査も迅速に行っています。
血液疾患を疑われる場合は、血液内科との連携をもとに24時間365日、患者さまを見守っています。

血球算定

血液は細胞成分(赤血球、白血球、血小板)と血漿成分からなります。細胞成分の数、ヘモグロビン(Hb)濃度、ヘマトクリット(Ht)値、血小板の数などの増減を自動分析装置によって検査します。

種類 基準値・働きなど
白血球(WBC) 3500~9800/μl 男女差なし
5つの種類に分類される(好中球、リンパ球、単球、好酸球、好塩基球)
体内に侵入した細菌など、異物を処理する働き
赤血球(RBC) 男性:420~570万/μl 女性:370~500万/μl
ヘモグロビンが主成分
ヘモグロビン(Hb) 男性:約13.5~17.5g/dl 女性:11.0~15.3g/dl
赤血球内のタンパク質の一つ
全身に酸素を運搬し、不要な二酸化炭素を運び去る
Hbが低いと貧血状態になる
ヘマトクリット(Ht) 男性:39.0~52.0% 女性:33.0~45.0%
血液中で血球成分がどのくらいの容積を占めるかという値
ヘモグロビン同様、低いと貧血状態になる
血小板(PLT) 13~37万/μl 男女差なし
止血に大きく関与する
少ないと、出血した時に血が止まりにくい

細胞の分類

血液中の細胞成分の形態を顕微鏡で観察します。自動分析装置でも分類可能なので、両者を併用しています。白血病などの血液疾患では、形態異常が生じるため、人間の目によって未熟な細胞や異常細胞を確認します。

凝固検査

血液を凝固させるのに必要な凝固因子が正常に働いているのか、これを幾つかの方法を用いて自動分析装置で検査をします。凝固・線溶は異常があると出血した時に、止血しにくくなる為、手術前の必須検査項目の一つです。また抗凝固薬(血液を固まりにくくする薬)を治療に使っている患者さまにおいては、それらの効果を見るために測定します。

血球表面抗原検査

白血球や赤血球の表面に存在する抗原を調べます。主に白血病・悪性リンパ腫などの血液腫瘍疾患・HIVなどのウイルス感染の診断及び経過観察に用いる検査です。