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腎移植科

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診療内容

【腎臓の機能と末期腎不全】

腎臓は腰のやや上の背中側で左右に1つずつ(通常はひとりに2つ)ある臓器です。腎臓の主なはたらきは、血液をろ過して尿をつくり排泄することでからだの中の老廃物を除去し、体液の量や組成(ナトリウム、カリウムなどの電解質や酸性とアルカリ性のバランス)を一定に調節することです。そのほかにも血圧を維持するためのホルモンや血液をつくる作用のあるホルモンの分泌、骨を維持するためのビタミンDの活性化などの役割もあります。
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【透析について】

透析には、『血液透析』と『腹膜透析』の2種類があります。透析での治療も近年は進歩しており長期生存も可能とはなっておりますが、正常の腎臓の10分の1程度の機能を肩代わりするだけの対症療法で根本的な治療ではありません。そのため・・・
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【腎移植について】

腎移植は末期腎不全の方(レシピエント)へ提供された腎臓を移植することにより失った腎臓の機能を回復させる治療法で、末期腎不全に対する唯一の根治療法です。透析から解放され、また透析が抱える生活の質(QOL:quality of life)の低下や合併症を緩和することができ、健康な人とほぼ同等の生活を送ることができるようになります。
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【生体腎移植の条件】

生体腎移植での治療を受けるには、腎臓を提供する側(ドナー)と提供を受ける側(レシピエント)に一定の条件が必要となります。
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【生体腎移植前の検査】

生体腎移植を行う前に、まず外来にて採血を行いドナーとレシピエントの組織適合性検査(臓器の相性)と感染症の検査を行います。組織適合性検査の結果、強い拒絶反応が予想されるため移植が困難と判定される場合があります。また、レシピエントは免疫抑制剤の開始後に一部のワクチン接種ができなくなるため、術前に必要なワクチンを接種します。
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【生体腎移植術】

レシピエントの方は基本的には移植手術の1週間前に入院して、免疫抑制剤の使用を開始します。血液型不適合移植や組織適合性検査で明らかとなるドナーに対する抗体(抗ドナー抗体)が存在する場合は、抗体を除去する血漿交換の治療も行います。ドナーの方は移植手術の前日に入院となります。
まずドナーの腎臓を摘出し・・・
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【移植後の生活】

移植後はレシピエントの方だけでなくドナーの方も定期的な通院が必要です。
レシピエントの方は腎移植科外来にて腎臓の機能を含めた検査を行い、免疫抑制剤の副作用や感染症、悪性疾患が発生していないかも確認していきます。通院間隔の目安として、移植手術後は3か月までは週1~2回の受診、手術後3か月以降は2週間に1回、6か月以降は月1回の受診が必要です。
ドナーの方は・・・
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【腎移植の成績(日本移植学会の2016臓器移植ファクトブックより引用)】

2015年の1年間に国内で腎移植は1,661例が施行されており、そのうち1,494例が生体腎移植、167例が献腎移植です。移植した腎臓の生着率は免疫抑制剤の進歩と共に向上しており、近年(2010〜2014年)の1年生着率、5年生着率については、生体腎移植で98.7%、94.6%、献腎移植で96.4%、87.5%となっております。

亀田ニュース連載(全12回):腎移植について