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肉腫科

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診療内容

肉腫のオンライン診療がはじまりました。
新型コロナウイルス後の新しい生活様式に対応し、遠隔地の患者さま、ご家族様、地元病院の主治医の先生に、従来の対面診療と変わらない「亀田クオリティー」で肉腫の治療連携やセカンドオピニオンを提供します。

肉腫科部長 高橋克仁

(1)希少がん肉腫の多地点オンライン診療(国内)
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(2)希少がん肉腫の海外オンライン診療
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診療までの流れ
担当医
月~水:高橋克仁
土:矢嶋 淳

完全予約制です。初めて肉腫科を受診される方は高橋医師の初診となります。
受診希望の方は予約センター(TEL:04-7099-1111)にご連絡下さい。また、以下から無料会員登録でメールアドレス等をご登録下さい。くわしくはこちらのご案内もご覧ください。


オンライン診療システム Smart Cure


肉腫総合治療センター・肉腫科設立の経緯

2016年12月がん対策基本法改正法が成立し、患者数の少ない希少がんや治癒が特に困難である難治がんについて、疾患本体の解明および革新的な予防・診断・治療法開発の促進が法律によって定められました。肉腫はまさに両方に当てはまる「がん」です。2019年9月から厚生労働省指定の地域がん診療連携拠点病院である亀田総合病院に肉腫総合治療センターが新設され、その中核を担う独立した診療科として我が国では初めて「肉腫科」が開設されることになりました。
各科の集合体ではなく、異なる分野の肉腫エキスパートが協力・補完し合う一つの診療科として運用される肉腫科は、この困難な病気の克服のために最も重要なポイントになります。肉腫科の設立は医療者のみでなく、肉腫と闘った、あるいは現在闘病中の多くの患者さまとご家族の悲願でもありました。肉腫制圧に向けた新たな道程が始まります。  

 

肉腫とは

癌(carcinoma)は外部環境と接する上皮細胞から発生するがんで、肉腫(sarcoma)は体の内部にある軟部組織(平滑筋、横紋筋、脂肪組織、血管、神経、結合組織など)と骨組織から発生するがんです。消化管間質腫瘍(GIST)も体の内部にある軟部組織から発生する腫瘍です。中皮腫は癌と肉腫の中間の性質を持っています。子宮や卵巣に多く発生する癌肉腫(腺肉腫)は一つの腫瘍の中に癌(腺)組織と肉腫組織が共存する腫瘍です。乳房に発生する悪性葉状腫瘍も肉腫に類似の腫瘍です。
肉腫の患者数は少なく、全悪性固形腫瘍の2%程度です。軟部肉腫は肉腫全体の85%を占め、骨・軟骨肉腫は15%です。成人軟部肉腫の約60%が胸部腹部内臓・骨盤部・後腹膜に発生します。軟部肉腫は、我が国の院内がん登録の集計では、毎年新たに3.6人/10万人が発症します(人口1億人換算で3600人)。  

 

軟部肉腫は最も医療困難な希少がん

軟部肉腫の医療は単に、1)患者数が少ないという問題だけでなく、2)頭から足の先まで全臓器に発生し、小児から老年まで全年齢に発症するため我が国の臓器別診療体制や専門医養成制度になじまないという診療体制の問題、3)50%以上の症例に効果(腫瘍縮小)が期待できる保険適用の薬剤がないという治療薬の問題を抱えています。軟部肉腫が最も医療困難な希少がんと呼ばれる所以です。

 

肉腫総合治療センターの役割

軟部肉腫が最初に見つかった時(原発腫瘍)の治療手段は、ほとんどの場合が外科的治療であるため、既存の臓器別診療体制で対応可能です。しかし、肉腫は全身どこにでも血行性に転移するため、再発転移例の治療は原発腫瘍を担当した臓器別の診療体制での継続的な対応はまず困難です。しかも有効な薬物治療に乏しいため、治療には、薬物治療の専門家に加えて、放射線治療やラジオ波焼灼治療、凍結治療、動脈塞栓治療などの局所制御治療や外科的治療そしてゲノム医療の専門家を加えた集学的な治療体制が必要です。
全国47都道府県の多数の診療科に渡り、それぞれの病院では少人数の再発転移肉腫の患者さまを、高度な専門的治療技術をもち肉腫臨床経験の豊富な医師による集学的治療に結びつけるには、集約化のプロセスが不可欠です。すなわち、軟部肉腫という希少がんの医療には集約化と集学的治療を両立させる仕組みが必要です。各科バラバラの臓器別診療体制から治療法別の診療体制への変換の役割を担うのが亀田総合病院肉腫総合治療センターです。