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亀田総合病院・リハビリテーション室

医療法人鉄蕉会亀田総合病院は、34科865床の総合病院です。千葉県南部の基幹病院として特に急性期高度医療の提供に力を注いでいます。医療サービス全般にわたるISO 9001の認証や国際的な医療機能評価であるJoint Commission Internationalの認証を取得するなど、医療の質の向上に全力で取り組み、近隣の地域のみならず、県内、県外、国外からの患者さまにも水準の高い医療サービスを提供しています。また、Integrated Health Networkという概念のもと、地域にある病院、診療所、施設との連携を重視してリハビリテーションを展開しています。

亀田総合病院リハビリテーション室は、理学療法士64名、作業療法士8名、言語聴覚士6名、歯科衛生士2名、医事事務3名の総勢83名(2018年7月1日時点)で、患者さまに対して365日体制でリハビリテーションサービスを提供しています。リハビリテーション室での診療だけでなく、病棟や病室にスタッフが積極的に出向くことで、入院後すみやかに早期離床、疾患別リハビリテーション、口腔ケア、摂食機能療法などを展開し、合併症予防や日常生活機能の維持向上を図っています。一人でも多くの患者さまに笑顔でお帰りいただけるように、より良いリハビリテーションを追求しています。

2018年7月1日時点の亀田総合病院リハビリテーション室における5つのチームについて紹介します。

内部障害チーム

<主な対象診療科・病態>
内部障害チームは、循環器内科、呼吸器内科、呼吸器外科を担当します。
<スタッフ構成>
当チームの理学療法士は11名で、スタッフは認定理学療法士(呼吸1名、循環1名)、心臓リハビリテーション指導士(2名)、呼吸療法認定士(3名)を取得しています。
<チームリーダーからのコメント>
心臓・呼吸リハビリテーションは、理学療法士のみの介入ではなく多職種で介入することが重要です。チーム医療をすすめるうえで、情報共有の場としてCCUカンファレンス、心臓リハビリテーションカンファレンス、心不全回診、呼吸器カンファレンスを定期的に実施しています。
当チームは臨床、教育、研究の全てが重要であると考えています。臨床は、チームのスタッフとローテーション教育を受けるスタッフが協力して標準的な介入ができるように心掛けています。教育は、部内のローテーション教育と診療科の勉強会に参加して標準治療を学びます。研究は、多施設共同研究にも参加しています。現在進行している研究は心不全症例の多施設前向き介入研究と多施設前向き観察研究、単一施設の肺癌術後症例の観察研究です。

運動器チーム

<主な対象診療科・病態>
整形外科、脊椎外科、スポーツ医学科、形成外科、腎臓高血圧内科、糖尿病内分泌内科などを担当します。比較的広い範囲を担当していますが、骨折などの外傷、手の外科、人工関節、軟骨損傷、靱帯損傷、脊椎脊髄疾患、腎臓病のリハビリテーションを担当することが多いです。
<スタッフ構成>
理学療法士18名、作業療法士3名で総勢21名の体制です。
<チームリーダーからのコメント>
3次救急病院として高エネルギー外傷、脊髄損傷、切断などの患者さまだけでなく、人工関節や靱帯再建術、先進的な培養軟骨移植術など多様な疾患に対応をしています。地域の診療所や施設とも連携し、リハビリテーション終了まで皆様が安心して治療を受けられるように日々努力を重ねています。

脳血管チーム

<主な対象診療科・病態>
脳血管チームは、神経内科、脳神経外科、リウマチ膠原病アレルギー科の3つの科を主な担当します。また、嚥下機能障害のある方に対しては摂食機能療法を担当しています。
<スタッフ構成>
チームの構成は、理学療法士11名、作業療法士4名、言語聴覚士6名、歯科衛生士2名の四職種で、総勢23名のチームです。
<チームリーダーからのコメント>
当チームは、多職種協働をテーマとして掲げて、病棟リハビリテーションの充実を図りながら日々の診療を行なっています。脳血管疾患を発症された患者さまに対して、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、栄養士など多職種でのカンファレンスを実施し、適切な退院計画のもと、入院治療計画の立案、多面的なリハビリテーションの提供を実施しています。神経内科病棟、脳神経外科病棟の二つの病棟に担当セラピストを配置し、ステータスボードや病棟転倒転落防止活動などの取り組みを通して、安心・安全なリハビリテーション環境の提供を心掛けています。また、専門職としての教育体制の充実を図りながら、チーム一丸となって日々の診療にあたっています。

がん総合チーム

<主な対象診療科・病態>
主に腫瘍内科・血液腫瘍内科・消化器内科入院中で、主に固形がんや血液がんの患者さまを担当しています。
<スタッフ構成>
がん総合チームは、がんのリハビリテーション研修を修了した理学療法士と作業療法士合わせて10名の体制です。
<チームリーダーからのコメント>
定期的に医師、看護師、医療ソーシャルワーカーなどの多職種カンファレンスを実施し、治療計画を情報共有しながらすすめています。抗がん剤や放射線治療中の患者さまから、症状緩和目的の支持療法中の患者さままで、がんのリハビリテーションガイドラインに沿って介入をしています。なかでも骨転移を有する方の場合は、リハビリテーション科医師と協力してリスク管理を実施しています。運動療法や動作指導、生活環境面へのアプローチなどを組み合わせながら、その方に応じたプログラムを提供するよう努めています。
入院期間が長期となる患者さまも多いですが、その人らしいよりよい療養生活やQOLを少しでも支えられるよう、患者さまの心身に寄り添って一緒に考えながら取り組むことを重視し関わっています。患者さま・ご家族が辛いことを抱えながらも笑顔となる時が、チーム皆にとってやりがいを感じる時です。

病棟担当チーム

<主な対象診療科・病態>
2014年度に診療報酬として認められた「ADL維持向上等体制加算」を背景に病棟担当を軸にしたチームで、2016年度に新規に立ち上げました。現在は、①消化器内科・腫瘍内科混同病棟(ADL維持向上等体制)での専従理学療法士配置、②外科病棟、総合内科病棟での専任理学療法士配置、③特定集中治療室(早期離床・リハビリテーション)での専任理学療法士配置の3構成で運用をしています。
<スタッフ構成>
病棟担当チームは、理学療法士15名の体制です。米国呼吸療法士、呼吸療法認定士、がんのリハビリテーション研修者など、病棟特性に即したスタッフがいます。
<リーダーからのコメント>
病棟専従や病棟専任の理学療法士の役割は、当該病棟の全患者さまに対して、活動状況のスクリーニング、ADLの維持向上を目的とした介入、褥瘡予防や転倒転落予防における多職種介入、患者さまやご家族への情報共有や指導などがあります。また、各病棟にて医師、看護師、理学療法士、医療ソーシャルワーカーなどと多職種カンファレンスを行い、円滑な退院支援を目指しています。2018年度より集中治療室における理学療法士の専任配置を開始し、集中治療室担当が当チームに加わりました。毎朝の多職種回診やカンファレンスに参加し、適切な早期リハビリテーションを多職種で実施しています。いずれの病棟においても、多職種連携を強化し、患者さま、ご家族との関わりを密に行うことで、きめ細やかな医療サービスの提供を心掛けています。