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院長挨拶

 亀田クリニックは、1995年にわが国初の独立型大型診療所として開設されました。電子カルテの全面稼働や予約制診療の導入、アートを用いた環境づくりなど医療の未来をはるかに先取りした様々な取り組みが大きな反響を呼びました。「医療はサービス業である」と初めて宣言したその年の『厚生白書』の表紙などを当院のアートの数々が飾り、長く人々の記憶に残りました。
 戦後、日本は世界に誇る国民皆保険制度を構築し、全ての国民がアクセス良く、安価に医療を受けられるようになりました。一方、社会的入院などによる在院日数の長期化、医療の高度化・急激な高齢化の進展に伴う医療費の高騰、そして疾病構造の変化による非効率な医療提供体制などが大きな社会問題となっていました。そのような状況の中で、亀田メディカルセンターは1989年に米国の病院コンサルタントや病院設計の専門家と共に中長期のマスタープランを策定し、新たな通院医療のあり方を模索しました。
 急性期病院と長期療養型病院の分離が進み、地域での医療連携がさらに重要度が増す中、患者さまの状態に応じて地域の医療・介護サービスをコーディネートする役割を担うために、亀田クリニックは急性期病院である亀田総合病院とは独立した施設といたしました。病院と分離することによる医療情報の断裂を避ける必要が生じ、また地域の医療機関同士の情報共有による医療の質の向上と効率化を促進するため、世界初の統合医療情報(電子カルテ)システムを開発しました。
 また在院日数の短縮を図るため、それまで入院医療で行っていた手術や化学療法を,日帰りの通院で行える施設整備も行いました。現在ではもはや当たり前になっていることですが、先頭を走りつづけてきた亀田クリニックのチャレンジにはいつも大きな壁が立ちはだかりました。今後、医療を取り巻く環境は益々厳しくなっていくことが予想されます。しかし亀田クリニックは「固定概念にとらわれないチャレンジ精神」を持ち続け、パイオニア精神を大切に、より良い医療サービスを目指してこれからも一層努力して参ります。

平成27年3月9日