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グローバリゼーション (理事長 亀田隆明) 2014/01/01

理事長
亀田隆明

2013年は、初めて医療にもグローバリゼーションの波がやってきたと感じた一年でした。当院では、一時途絶えていた海外、特に中国からの患者さまも確実に増加して参りました。

昨年夏にオープンした亀田京橋クリニックのレセプションには、中国大使やアメリカ公使もご出席くださり、スピーチの中で外国人への医療対応に期待するというメッセージをいただきました。

一方、私自身も国の財政制度審議会や経済産業省の産業構造審議会などで提唱しておりました医療輸出の話題も現実味を帯びてきました。医療法人鉄蕉会も、現在経済産業省が推進する医療輸出プロジェクトのひとつとして、中国での先進医療・健診を柱とした病院経営の準備をはじめました。中国・台湾・日本の合同プロジェクトとして重要な民間外交の役割を担ってゆく所存です。

多くの方はご存じないと思いますが、わが国の医療産業(医薬品や医療機器など)は年間3兆円もの輸入超過となっています。手術室に入ると多くの医療機器や機材が外国製であることにショックを受けるでしょう。何十年も前から普通に使用されているペースメーカーでさえ、わが国では生産されていません。そのため、ひとたび海外で治療機器の生産に問題が生じれば、影響を避けられないのが現状です。

健康長寿世界一を達成したわが国の医療は素晴らしいものであるし、これからも更に改善してゆかなければなりません。一方で、医療分野ではその多くの部分を輸入品に頼っていることもまた事実です。これまでの政策に欠けていた部分があるとしたら、それはこの分野を世界に冠たる分野に育成し、リーダーシップを発揮してゆかんとする政策でしょう。

今年は、ようやく芽吹いてきたこの機運を直実に実行に移す年と考えます。これまでやや内向きだった医療分野の門戸を開き、わが国の優れた医療を広く世界に発信しようではありませんか。このことが、ひいてはわが国の医療の発展、国際関係での役割につながるものと確信します。

2014年が皆様にとりまして、素晴らしい年になりますようお祈り申し上げます。

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