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2018年度のスタートをふり返り (理事長 亀田隆明) 2018/07/02

理事長
亀田 隆明

本年度も370名の新入職員を迎え、入職式が行われました。亀田総合病院は、2017年度から長年の懸案事項だった7対1看護体制が整い、今年度更に70名程度の看護師増となり、明確に看護師不足解消が見えました。診療部においては、昨年深刻な医師不足に陥った消化器内科にそれぞれの特徴を持った医師陣が着任され、レベルの高い体制が整いました。外科系もほとんど全ての診療領域で最高レベルの医療提供体制が整い、昨年11,500例だった手術室における手術件数も大幅に増加出来るところまでまいりました。

3年目を迎える幕張の不妊治療センター「亀田IVFクリニック幕張」も認知度が上がり、軌道に乗りつつあります。新入院棟が完成した神奈川県厚木市の「亀田森の里病院」は、6月から地域包括ケア病棟と一般病棟の複合施設として正式にスタートしました。充実した在宅医療部を持つ地域密着型小規模病院のモデルとして大きな存在感を示してくれることを期待しています。

5年目を迎えた「亀田京橋クリニック」は、手狭となった診療スペースを拡大するため、現在の東京スクエアガーデン4階のクリニックを人間ドック・検診と画像・生理機能・血液検査などに特化し、6階に17の診察室、さらに鉄蕉会の画像・病理診断の拠点を設置します。1日45名のドック、500~600名の外来診療、本院への紹介患者数2,000名/年を目指します。

一方、人件費の増加が続き、今年度は例年程度の外来患者数や入院患者数では経営が成り立たないところに近づいています。病院経営と銀行経営は構造不況業種であり、消費税非課税という名の下の消費税病院課税制度が改善されない限り高度急性期病院の健全経営は困難な状況です。しかし、それだけではなく、競争環境にさらされてこなかった病院経営は、他業種と比べて経営改善のためのIT化や業務改善による人員削減などが大きく遅れていることも事実です。医療安全のために人員によるダブルチェックなどの必要性は否定するものではありませんが、伝言ゲームのような非効率性や、安全管理上もむしろマイナスになっていることもあると思います。

今年度は既成概念を取り払い、ICTやIoT技術を駆使し、患者さま目線に立った徹底的な業務改善を断行することで持続可能な法人経営を確立することを目指します。

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