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お知らせ

鴨川を日本一子育てしやすい町へ (病院長(社会福祉法人太陽会理事長) 亀田信介) 2016/05/02

病院長(社会福祉法人太陽会理事長)
亀田信介

2016年4月1日に認定こども園OURS(あわーず)が開園しました。長期にわたる低出生率により、本格的な人口減少社会が到来し、安房地域の人口も平成22年から平成27年の5年間で7,600人減少しています。一方、高齢者人口の増加は続いており、行政は社会保障制度を中心とした高齢者問題の対応に追われて来ました。しかし、よく考えればすぐに解ることですが、社会保障財源や介護、医療サービスを支えているのは労働人口である若者です。このままの低い出生率が続くことは、社会保障制度の破綻、GDPの減少、国家の貧困化を招き、「日本死ね」ではすまなく「日本死ぬ」になってしまう最大の政策課題です。

私共は幼稚園と保育園の確執や、「保育に欠ける」という言葉に象徴されるような、子育て支援を行政が上から目線で行う福祉サービスという考え方を抜本的に見直さなければ、本当に地域も国家も潰れてしまうという危機感から、今までの概念を超えた子育て支援サービスを作ろうと決めました。

社会福祉法人太陽会では2年前、社会人にも広く門戸を開き、様々なサポートを行う安房医療福祉専門学校を開校し、一方通行型社会から交差点型社会への転換モデルをスタートしました。今回は医療や介護、観光等の夜勤も必要な職場において、フルタイムで両親が働きながら、2人以上の子供を安心して育てられる子育て支援を実現しようと、子育てOURSを計画しました。とりあえず現在活用可能な公的サービスを網羅的に提供すると共に、今後は、様々な塾やスポーツクラブなどとの連携による、選択肢の拡大にも挑戦してゆきます。このように若者支援のモデルを作ることこそが、地域を救い、首都圏を救い、日本を救うことになると信じ活動を広げています。

OURSの建物のコンセプトは「ぼくたちわたしたちの ひみつ基地」。これから求められる人材はより創造性豊かで、コミュニケーション能力が高く、国際的な感覚を持っていなければなりません。そこで亀田医師卒後研修プログラムと同一の教育コンセプト「チャレンジ、グローバル、ラブ」を掲げ子供たちの無限の可能性を育てようと考えています。

環境により子供たちは大きく変わります。実際幼児期から学童期に習熟した言語はネイティブになりますが、大人になってからでは限界があります。最近の一流スポーツ選手もほとんどがいわゆるジュニアあがりです。子供の持っている能力を可能な限り成長させるためには経験や環境のタイミングが重要です。すべての子供たちがそれぞれの特性にとってベストな環境やサポートを受けられる社会を目指すべきだと思います。
そのためにはサービスの種類や質はもちろんですが、利用しやすい価格も重要です。そこで鴨川市のふるさと納税制度と亀田グループの医療機関における人間ドックを組み合わせ、子育て支援のためのふるさと納税をお願いしています。まだ始まったばかりですが、今後は安定財源になると思います。私共を信頼し毎年受診して下さるリピーターの皆さまにご協力いただくと共に、行政には今何が大切なのかを十分ご理解いただき、日本一子育てしやすい地域づくりを進めたいと願っています。

結果として持続可能な社会保障制度や、高齢社会に必要な医療、介護を始めとしたサービス提供が可能になり、生き残れる地域となるのではないでしょうか。

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